渦巻きヒッチハイク 第三夜『23000』ウラジーミル・ソローキン

[あらすじ] 冷たい氷のハンマーで胸を殴られ、「真の名」に目覚めていく金髪・碧眼の者たち。21世紀初頭のモスクワで暗躍する謎のカルト組織〈兄弟団〉の目的は?世界中に散らばったその仲間達、総勢2万3000人。彼らが一堂に集結した時、一体何が起こるの…

【番外編】渦巻きヒッチハイク 第二・五夜 『美について』ゼイディー・スミス

[あらすじ] フォースターの傑作『ハワーズ・エンド』を下敷きに、レンブラント絵画の研究をめぐり対立するハワード家とキップス家と、その家族たちの群像劇を軽やかな筆致で描いた英オレンジ賞受賞作品。 2015年、河出書房新社刊。 皆さんお久しぶりです。…

東京国際文芸フェスティバルレポート(後半その②) 3月5日 スティーブ・エリクソン×古川日出男

ついに最終回を迎えます文芸フェスレポート。長かったですね(他人事)。さて、今回は3月5日、東大で行われた講演会の第二部、スティーブ・エリクソン×古川日出男の対談です。司会は第一部と同様、柴田元幸。 前回に引き続きろくな写真がないのでエリクソン×…

東京国際文芸フェスティバルレポート(後半その①) 3月5日 セス・フリード×藤井光

ということで、文芸フェスティバルのレポート後半その①です。書いてみたらボリュームがありすぎだったので二回に分けます。 今回は、3月5日に東大で行われたセス・フリード×藤井光/スティーブ・エリクソン×古川日出男の豪華な講演に行ってきました。司会は…

東京国際文芸フェスティバルレポート(前半) 3月2日オープニング!

来たぜ、文芸ファンのお祭り!ということで、3月2日から6日にかけて開催された東京文芸フェスティバルのうち、2つのイベントに行ってきましたので、そのレポートをお送りしたいと思います。前半はオープニングについて。 ※内容に関してはうろ覚えのところも…

渦巻ヒッチハイク 第二夜『バンディーニ家よ、春を待て』ジョン・ファンテ

国内外問わず色んな本をヒッチハイクして行こう!世界の果てのその先へ!ということで始まりました渦巻ヒッチハイク、今回は第二夜。はてさて今夜はどんな旅になるのやら・・・。 [あらすじ] 舞台は1920年代のアメリカ、コロラド州のとある冬。イタリアか…

渦巻ヒッチハイク 第一夜『ミニチュアの妻』マヌエル・ゴンザレス

突然やってきましたこのコーナー。国内外問わずブンガクをもっと楽しみたい、みんなたちにも読んでもらいたい!という意気込みと勢いで始めます。なんと、対談形式。対談相手として、旧友で文学ヤクザのコパさんアートブックをお迎えしました。私達も楽しみ…

『紙の民』サルバドール・プラセンシア

愛すべきダメ男ものがたり ダメ男ブンガクは数多くあれど、(私が好きなものだとラウリー『火山の下』、パワーズ『オルフェオ』など)『紙の民』はとことんダメ男の情けなさを物語、いや、物語を越えてこちら側にはみ出してくる形で昇華させて楽しませてくれ…

2015年に読んだ本ベスト10【5位〜1位】

はい、というわけでね、6位まで紹介してきたわけですけれども。2015年に読んだ本ベスト10(2015年に出版された本とは限らない)。 それでは5位から1位までいきますよ。長いと思ってるでしょう!私もそう思ってます! 5. ハリ・クンズル『民のいない神』 「神…

2015年に読んだ本ベスト10【10位〜6位】

はい!お久しぶりです。放置グセもここまでくると本当にどうにかしないといかん。ぼやぼやしてたらいつの間にか2015年も終わってしまうらしく、本当にはやい。体感5分くらいだった。2015年。ということで、私が今年読んだ本(今年出版された本に限らない)の…

20150927

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金木犀 in the airで候、9月も終わりだが私はまだ上半期説を唱え続けるからな。 秋のガイブン祭りは引き続き開催中のようですね、白水社から100周年記念でベケット短編集が復刊してた訳ですが(白水社創立百周年特設ページ - 白水社)4千円するわけ、これが…

20150905

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今日は休み、最近の休日は病院ばっかり行っていたので完全フリー(?)な休日が嬉しい、これがあと3万回くらいほしい。気づいたら8月が終わっていて夏ありがとうさようなら、もう二度と来なくていい。今年の夏は本当に本当に今までで一番暑かった、自分の汗…

20150824

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休日2日目。オペラシティの鈴木理策展に行きたかったけれど月曜休み、病院と買い物へ。で、例によって例のごとく新宿紀伊國屋書店、新宿でそこそこまともな本屋はここしかない、ジュンク堂を失って久しいがそれ以降まともな本屋が出来ない、我々はどこで本を…

20150823

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5連勤明けての3連休。シフト制の奴隷なので5連勤がほんとうに辛い。世のサラリーマンたちようやるわ、5日も!!連続で!!働く!!意味が!!わからない!! 5連勤中に岸本佐知子編『変愛小説集2』読了。1と日本作家編に比べるとロマンチックの割合が多い気…

20150817

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休日。二日酔いのせいでほとんどを寝て過ごしてしまい、更には休日にも関わらず19時から社の会議があり1時間だけ出社し皆様のありがたいお話を拝聴しパワポのスライドを操作するという最重要任務がありF5と十字キーを押す大変技術力を要する仕事を行った。非…

20150814

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体調不良。夏はいつも調子が悪い、クラクラする。ブログが全く書けていなくて自己嫌悪、書こうとしているのは上田岳弘『太陽・惑星』『私の恋人』、ケン・リュウ『紙の動物園』、ハリ・クンズル『民のいない神』、ラヴィ・ティドハー『完璧な夏の日』あたり…

『氷』アンナ・カヴァン

めくるめく氷のヴィジョンとエロス 祝・復刊!長らく絶版になっていたサンリオSF文庫から時を経てちくま文庫から出た『氷』。カヴァン最後の作品。SFとも幻想文学ともとれる(プリーストの序文にはスリップストリーム、とある)この作品、とにかくのっけから…

『ストーナー』ジョン・ウィリアムズ

本しかなかった。 誇張でも冗談でも自虐でもなんでもなく、単なる事実として、本当に心の支えと呼べるものは、私にとって本、いわゆる文学しかなかった。本でなくても、絵でも、写真でも、音楽でも、園芸でも、なんでもいい、何かに心を奪われてすべてを持っ…

読書がもっと楽しくなる!読書のための7つ道具

本を読むために必要なもの。身体と、脳みそ。本当はきっと、それだけで十分。でもそれだけじゃ物足りない。もっともっと、本を楽しく読みたいし、読むモチベーションも上げたいし、読みはじめるときも読んでいる最中も読み終わったときも、本の内容だけじゃ…

『亡命ロシア料理』ピョートル・ワイリ/アレクサンドル・ゲニス

料理なんて食べられればいいと思っていた 得意料理はカレーとシチューとポトフと鍋。茶色いものはだいたいおいしい。好きなものは何度でも繰り返し食べる。嫌いなものはない。持っている調理器具はおたまと鍋とフライパン。という、良くも悪くも食に対して雑…

『インド夜想曲』アントニオ・タブッキ

夜熟睡しない人間は多かれ少なかれ罪を犯している。 彼らはなにをするのか。夜を現存させているのだ。 夜を愛し、夜に呪われている人々へ 寝苦しい夜にふとどこからか吹いてくる、色々な匂いをはらんだ風。それは隣家のカレーのにおいだったり、大学生の焚く…

はじめまして

はじめましての方もそうじゃない方も、こんばんわ、ヨイヨルと申します。ブログを書くのは本当に久しぶり。というか、仕事以外できちんとPCに向かうのすら久しぶりという有り様で、果たしてココで文章が正しく記述できるかどうか、危ぶまれるところですが、…