20150823

5連勤明けての3連休。シフト制の奴隷なので5連勤がほんとうに辛い。世のサラリーマンたちようやるわ、5日も!!連続で!!働く!!意味が!!わからない!!

5連勤中に岸本佐知子編『変愛小説集2』読了。1と日本作家編に比べるとロマンチックの割合が多い気がした。SFじゃん?と思っていたステイシー・リクター「彼氏島」は全然SFではなくむしろ人類学系(言葉通りの意味)であった、興味深い。スティーヴン・ディクソン「道にて」死にゆく伴侶に話しかけ続けるだけのお話なんだが切なくてお腹痛くなる。続くスコット・スナイダーヴードゥー・ハート」は自分をコントロールできなくなる恐怖とそれによって崩れそうになる愛みたいなやつをどうにか両手で抱えてゆこうとするお話、これはめちゃくちゃ気に入った。スコット・スナイダーは一冊目の『変愛小説集』で「ブルー・ヨーデル」を書いていた人とのこと。「ブルー・ヨーデル」も好きだったのでなるほど感。雰囲気はとってもロマンチックなんだけどスパイスが効いてる感じで甘くなりすぎてなくてするっと飲み込めるんだよ、単行本出てくれ〜。

23日にはアドルフォ・ビオイ=カサーレス『モレルの発明』も読了。ボルヘスが「完璧な小説」と賞してたらしいけどボルヘスおじさんは本当に沢山の本を絶賛するので追いつけないしこれもどうなのという感じ。島にひとり流された受刑者の手記という体で進んでいくミステリタッチのお話、時折挟まれる「刊行者註」を作者(カサーレス)の註だと思い込んでいてなんだよいちいちうっせぇなメタメタかよと毒づいていたら違った。この手記を刊行した人の註ってことだったのね。「鏡」と「他者」がキーワードかなあ、途中現実と自己が曖昧になっていく感じがして面白かったけど70点かな。何が完璧なのか全然納得してない。別にそんなに上手くはないでしょ。

引き続きパワーズ『舞踏会へ向かう三人の農夫』とともにアメリカを旅したり第一次世界大戦に巻き込まれたりしている。パワーズおじさんのうんちくも面白いし有無をいわさずぐいぐい読者を引っ張っていく手腕がすげえな、なんかよくわかんないけど連れ回されてぐわーっって喋られて圧倒されていつの間にか好きになってるという、そうこれはまさに恋。そろそろ登場人物の関係性を整理しないとわかんなくなりそうなので自分で関係図を書こうかなとも思っているが思っているだけ。いや、書こう。今日書こう。

関係ないけど、電車で読むよりバスで読むほうがエモくて良いよね、特に夜、オレンジ色の光がページを走っていってふと窓の外を見ると雨が叩きつけられていたりしてエッモ!!エモくて吐きそう!!多分この情景はずっと思い出すたびに吐きそうになるんだろうな。もう10年位ずっと吐きそうだもの。

感情の処理が上手くないのですぐ胃腸にくる。アルコールはちゃんと分解できるのに感情は分解できなくてすぐ吐いたり下したりするの何なんだよ。